こんな状況だからこそ冷静に

3月11日、14:26に発生した東北地方太平洋沖地震の影響で現在、東日本を中心に甚大な被害が発生しています。問題はいくつも山積みの状況なのですが、一番の問題として、福島第1、第2原子力発電所とそして計画停電になるのかと思います。


まず1つ気になるのは、政府の記者会見や、メディアに寄せられるメール、そして、ネットの記事などで冷静になれずに喧嘩腰の奴らの多いことです。お前らなんかよりも本当に大変な人がいるのになんでお前らが必要以上に騒ぎ立てているのかが疑問です。こういう状況だからこそ冷静な対応が求められるのです。政府批判などは後でやればいいことですよ。残念ながら原発の事故に対して我々一般人が出来ることなど何も無いんですよ。今は信じるしかないのです。


そして、計画停電が行われる、行われないで情報が錯綜しており、そのことについても感情的になっている人などがいますが、そもそも被害地域では電力がまったく供給されていないということを理解しているのでしょうか? この現状で電気が供給されているだけでどれほどありがたいかわかっているのでしょうか。
そもそも、電力供給は必要な電力を見極めた上で、その分だけを発電するのです。需要よりも少なくても多くてもいけません。ですが、発電所の出力はそう簡単に細かく調節できるものではないのです。現時点で、鉄道の運休が相次いだことや、節電の呼びかけによって需要が当初の見積よりも大きく下回っているとのことで、この状況で下手に予定通り計画停電を行ったりすると、却って予測不能な停電が起きてしまうでしょう。


このような状況下にあって、自分には何も出来ないことに無力感を感じるばかりです。募金をすることしか出来ないなんて。もう一度、自分にできることは何なのか考えてみます。