お財布を軽くするお会計

財布を持ったときにふと思ったことがあったのですが、"財布が重い"のです。まあ、それが諭吉さんが一杯入っていて重いのだったら別に大歓迎なのですが、勿論そんなことはなく、10円玉がジャラジャラと小銭入れに入っているわけですよ。更に、私は二つ折りの財布を使っているので、財布が閉まらなくなってもくるんですよ。これはどうにかしたいものだと思いました。
話は変わりまして、私はコンビニでバイトをしているのですが、レジを打っていると妙なお金の出し方をしてくる客がいるわけです。妙に思いながらもそのままレジを打ちますが、するとお釣が綺麗に出てきたりするんですね。たまに出されたお金をそのまま返すようなこともありますが。
で、この2つが結びつきまして、財布の小銭とかが最小になる会計の仕方はないものかと、ググってみたのです。するとありました。
http://namimon.com/keisan.html
これこそが正に私の求めていたものです。5円単位とかでお釣を頂くというなんとも素晴らしい会計方法です。軽算法なんてよんでいますね。一見すると難しく思われますが、やり方さえ分かってしまえば簡単な話です。


まず、前提として、1円、10円…が5枚以上、5円、50円…が2枚以上財布の中に存在することはありえません。なぜなら、例えば1円が5枚あればそれは5円玉と両替できるからです。こうなるのはどこかで計算を間違えています。このことを念頭において、やり方を軽く説明します。上記のフラッシュにもやり方が解説されていますが、少し足りない部分があったので、補足しながら説明していきます。

  • 下の位から合わせていく。
  • 数字が合わせられるときは合わせる。
  • 合わせられないとき、その桁が4以下であってその桁数の5のお金があれば出す。無ければ出さない。
  • その桁が6以上の時、5を引いた数だけ1のお金を出す。5を引いた丁度がなければ出さない。
  • 数字が合わせられず、かつその桁が6以上だったときは桁上がりが発生して上の桁へ1を足す。

これらを繰り返していけばお釣が一番少なくできます。しかしこれでは何を言っているのか意味不明だと思うので具体例で見ていきます。


例)合計34533円のお買い上げ。
財布の中には10k*1x4、5kx0、1kx2、500x0、100x4、50x1、10x3、5x0、1x4がある。


下の桁から合わせていくので、まずは一の位の3です。1円は4枚あるので、3枚を出します。丁度出せたので次の桁へ行きます。
十の位は3です。10円は3枚あるので、3枚出します。これも丁度出せたので、次の桁へ行きます。
百の位は5ですが、500円はありません。ですので、何も出さないで次の桁へ行きます。
千の位は4ですが、桁上がりが発生したので5として考えます。こちらも5000円はないので何も出さないで次の桁へ行きます。
最後に万の位は3ですが、こちらも桁上がりが発生したので4として考えます。10000円は4枚あるので、4枚出します。


これで、こちらは40033円を出したことになります。するとお釣は5500円になります。なんだかキリのいい数字になったと思いませんか? ですが、これくらいならば直感でもできる気がします。では、次はどうでしょう。


例)合計6777円のお買い上げ。
財布の中には10kx1、5kx0、1kx3、500x1、100x4、50x0、10x4、5x0、1x4がある。


下の桁から合わせていきます。
一の位は7ですが、丁度には合わせられません。ですので、7から5を引いた、2枚、1円を出します。
十の位は7ですが、桁上がりが発生したので8とします。これも丁度には合わせられないので、8から5を引いた3枚、10円を出します。
百の位は7ですが、こちらも桁上がりがあるので8になります。これは丁度に合わせられるので、500円1枚と100円3枚を出します。
千の位は6ですが、丁度に合わせられません。ですので、6から5を引いた、1枚、1000円を出します。
万の位は0ですが、桁上がりが発生して1です。1万円を1枚出します。


これで支払いは11832円。お釣は5055円になります。これを直感的に計算できる人は相当暗算が得意でしょう。ですが、上のように考えていけば簡単にできることなのです。


もう1パターンくらい問題があると思うのですが、それはまた後で更新するかも知れません。
これをマスターしてお財布を軽くしてみましょう。私もまだ実践はしていないのですが。ただ、小銭入れを漁るのは、時と場合を考えて行いましょう。




そもそも、お財布を軽くしたかったら、SuicaとかのICカードや、おサイフケータイを使えばいいのですけどね…… 今の時代。一番スマートです。
まあでも1000円単位でないとチャージできないとか、不満があるので私は普通の買い物では使わないのですけどね。

*1:kはkiloの意。10の3乗すなわち1000を意味する。つまり、10kは10x1000で10000となる。